Not Fade Away

読んだ本。考えたこと。気になったニュース。技術的なメモ、写真等々

雑感20230224

何があったか

 昨日はちょっとだけ新宿と高田馬場に行った。何という理由もなく一人の時間をもらってふらついていたが、新宿では東口のあたりでウクライナに連帯を示しロシアを非難するデモ行進に遭遇し、高田馬場ではミャンマー政府への抗議と支援のための募金活動が行われていた。

 両方とも重いテーマだが、その問題の世間での取り上げられ方には大分差があり、でも「あと一年ロシア-ウクライナ紛争ロシアのウクライナ侵攻が続けばきっとこうやって人の注目度は無くなっていくんだろうな」などと感じる。人は変化がすぐに見える方に意識が向くから、その時にこそこういうデモが必要なのかもしれない。

 そして高田馬場で募金活動を眺めている時にふと横を見ると、男性が一人BIGISSUEを掲げて静かに立っていた。馬場の駅出たところではいつもBIGISSUEを売る人が立っている場所があって、昨日もそこにいただけではあるけど、この光景はまあまあ心に残るものだった。

 当然ながらこれは「募金するくらいなら今ここで毎日を生きていくことに精一杯なホームレスの人に金を出せ」という話じゃない。なんなら私はどちらにもお金を出さずに帰宅した。

感想

 よく海外の災害等に支援で数千万ドル拠出するニュースに対して「国内にも◎◎で困っている人がたくさんいるのに云々」という方がいるが、そういう意見は筋が悪いというかレベルが違う問題だと常日頃思っている。つまり長期的に日本と世界の国々との関係を良好にしていくためには。困っている国の問題に資金を拠出するのは当然と思っているわけだ。ただ、一方で目の前で困ってる人どうするの問題について「長期的に有益な対応を行うために短期の対応へのリソースを減らすんだから我慢しろ」というのが良いと言っているわけではない。物事は裏表、バランス、匙加減というものがあり、そこに政治の役割(国の方針、政策の立案、国民への説明等々)であろうとは思うんだけど、どうなんだろうか。

そんなことを考えた。